近年、農業従事者の高齢化や耕作放棄地の拡大、農村集落機能の低下などに加え、電力料金や肥料等の急激な値上がりなど、新たな課題も発生しており、農業農村を取り巻く情勢は一層厳しさを増しています。
こうしたなかで、土地改良区には農業生産基盤の整備、農業水利施設の保全管理、災害時の対応、農村が持つ多面的機能の維持など、多様な課題への適切な対応が求められています。
それに応えていくためには、男女共同参画を推進し、多様な人材の参画による様々な視点や考えを運営に活かして、持続可能で強固な組織運営体制を確立していく必要があります。
土地改良区における男女共同参画の推進については、第5次男女共同参画基本計画及び土地改良長期計画において、目標年度を2025年度として具体的数値目標が掲げられたところであり、全国水土里ネット女性の会でも、目標達成に向けて積極的に取り組んでいく考えです。
本大会では、各都道府県の水土里ネット女性の会会員及び関係者が一堂に会し、男女共同参画推進の意義をより一層深めるとともに、先進的取組事例等を学び、個々のスキルアップを図りながら、それぞれの地域において男女共同参画を推進し、新時代にふさわしい土地改良区の創造を図ることを目的としています。